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【マシュー・ペリー】
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アメリカ海軍の提督という地位ではあるが、男勝りでかなり向こう見ずな性格。政府の要人となるべく父親から英才教育を受けたものの、生まれ持った性格まではどうにもならなかったようだ。義に厚く芯の通った強い心を持ち、理想主義的。表裏のない性格など軍人には向いていない部分も多く、理想高い彼女の考えを奇麗事と煙たがる者もいるが、まっすぐ前を見つめた揺るぎない姿勢は彼女の人望の厚さにつながっている。
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【サミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ】
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温厚かつ慎重。感情に流されることなく己を律し、人のわけ隔てなく慈悲と優しさで接する人格者。ペリー家の執事として生を受けた彼は、常にマシューの影となり、時には彼女の進む道を照らす光となって生きていくことが自らの役目だと思っている。しかし彼女の父親からすべてを任された責任感からか、規律を重んじる余り融通の利かないこともしばしば。マシューにとっては最も苦手な存在である。
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【ジャム・イロコイ】
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野性味あふれる外見と陽気で屈託のない笑顔がトレードマーク。人懐っこい大型犬のような性格。口伝でのみ継承されるアナサジ族の豊富な知識を受け継ぐだけの記憶力と学習能力を持ち合わせるが、本、文書などの文字の羅列を理解するのは大の苦手。天才肌だがなかなか周囲の人間には理解されない。自然と共に生き、動物をこよなく愛する自由な生き方は、たびたびサミュエルと衝突する原因に。
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【徳川慶喜/とくがわよしのぶ】
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次期将軍候補。好戦的で無鉄砲。自分の感情をストレートに表現し、お世辞や嘘を嫌う。リアクションがすぐ表情に出てしまうので嘘をつけない。父親の斉昭とは喧嘩が絶えないが(一部を除いて)威厳のある父親を誇りに思っている。いつまでも強く、誇らしい男でいて欲しいがために、父親に対して感情的になってしまう。頑固なところがあり若いくせに思考が固い。急激な環境変化を嫌うためかアメリカ側の開国要求にも懐疑的。
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【徳川斉昭/とくがわなりあき】
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水戸藩主であり、江戸幕府海防参与。慶喜とは顔を合わせればすぐに親子喧嘩になるが、傍から見れば兄弟喧嘩のよう。見た目の若々しさとは不釣合いなほど藩主としての自覚、威厳にあふれ、威風堂々としたその立ち居振る舞いから周囲の人望は厚い。しかしそれらの聖人のような性格を台無しにしてしまうほどに女癖が悪くだらしない。今まで致命的な失態をしなかったのは奇跡に近い。
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【井伊直弼/いいなおすけ】
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彦根藩主であり、江戸幕府老中。気だるそうな口調とねめつけるような眼光は、内に秘めた激しい気性を理性で無理やり押さえ込んでいるような狂気を感じさせる雰囲気を持つ。思慮深いが容赦はない。自分の気に入ったものは地位、人などすべて積極的に手に入れようとする。ある意味自分の欲求に忠実。「AかBどちらかを選べ」といわれても「両方」と即答するタイプ。
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【阿部正弘/あべまさひろ】
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江戸幕府老中首座。箱入りのような環境で育ったせいか内気で世間知らず。くりくりとした大きな目、おびえた小動物のような雰囲気が年齢以上の幼さを感じさせ、頼りなさが母性本能をくすぐるタイプ。後見人もなく突然老中として祭り上げられたが、もちろんその地位に見合うほどの経験も決定権も持ち合わせてはいない。いまだに自分の立場が理解できておらず混乱する毎日。
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【島津斉彬/しまづなりあきら】
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落ち着いた物腰、気品漂うたたずまい、丁寧な言葉遣いで微笑む姿は女性と見紛うほど。しかし幼い頃からその容姿が理由で周囲に軽んじられていたため、あらゆる武道、学問を学んだ努力家。特に槍術、剣術は国内でも屈指の実力の持ち主である徳川慶喜すら圧倒する。国内外の情勢にも精通しており、信念や思想だけでは民(と国)を救えないことも理解している。知りすぎるあまり少々冷めた思考になりがち。
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